• 2013.07.08 Monday
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黄櫨染(室内)黄櫨染(室内) 黄櫨染(室外)黄櫨染(室外)


 本日、京都祇園町においては、地蔵盆が行われています。昨年まで、土日の二日間に亘って行われていたのですが、子供の数が少なく、今年から日曜日のみの開催になってしまいました。  


 先日、京町家見学会にて、もう一軒、西陣にある織成館にお邪魔しました。町家の再活用の例として、大変参考になりましたが、染色について、たいへん興味深い話を聞くことができました。それは黄櫨染という天皇にのみ許された日本最高位の染色(写真左から4本目の黄色が黄櫨染)。1990年まで皇室以外のものが目にすることができなかった絶対禁色であったそうで、太陽の光に当たると、写真にあるように茜色に変色します。黄櫨染ももともとは中国の技術であり、焼物同様、それを日本人の価値観において、長く継承し、さらに進化させようとされています。

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金沢翔子書

風神雷神 

 昨日、京都・建仁寺で行われている金沢翔子書品にお邪魔しました。金沢翔子さんのことはマスコミ等により知っていましたので、「風神雷神」を是非とも拝見したいと思い、仕事の合間を縫って、大雨の中、行ってきました。今回の展覧会では2年前に建仁寺に奉納された「風神雷神」と共に、東日本大震災へのメッセージとして書かれた「共に生きる」「希望」、中国の寒山詩等の作品が展示されています。どの作品も、力強く、生命力やメッセージ性に溢れているのですが、そのような表現的な美しさ(翔子さんの才能)と同時に、書としての美しさ、書の基本への忠実さのようなものに感動しました。それは母・金沢泰子さんから与えられた愛情の結晶であるように感じました。
 展覧会に使われている大書院に隣接する庭、
潮音庭は大雨で滝壷のようになっていましたが、これも違った風情がありました。
 余韻に浸るため、建仁寺近くにあるカフェ・オパールに行き、京都で今話題のオオヤ珈琲焙煎所のコーヒーを味わいながら、ほっこりした次第です。





ギャルリ百草
ギャルリ百草

倉敷意匠計画室
ほうきとちりとり/倉敷意匠計画室

 多治見の幸兵衛窯にて美濃焼を堪能したあと、同じ多治見市内にあり、雑誌等でよく取り上げられているギャラリーももぐささんに寄ってみました。名古屋市内にあった古民家を移築・再生させた建物で、建物の原型である土間や畳の間、縁側をそのまま展示スペースとして利用されているギャラリーでした。建物はもちろんですが、建物へのアプローチを含め、庭もきちんと整備され、カフェも併設されており、かなり本格的なギャラリーであり、少し驚きました。当日は、売上を義援金にするという「作り手たちによる東日本大震災チャリティ展」という企画展示が行われており、多くの作り手の方々の作品が所狭しと陳列され、展示販売されていました。私は小ぼうきとタモ材でできたちりとりを購入。中央自動車道の多治見ICから比較的近いので、信州等への旅行の際に寄ってみてはいかがでしょうか。

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幸兵衛窯
幸兵衛窯

織部焼
織部焼

 先日、性懲りもなく車にて、美濃焼で有名な岐阜県・多治見に日帰りで行ってきました。当日は市内あちこちで春の陶器まつりが行われており、その中の幸兵衛窯・蔵出し市に寄って来ました。人間国宝を輩出した有名な窯元のようで、作品と呼べるような陶器が特別に廉価で購入できるとあり、たくさんのファンの方々が訪れていました。美濃焼といえば、志野や織部が代表的であり、巷にあまり見かけないモダンな感覚の青織部に出会ったので、つい購入してしまいました。展示館では代々の当主の作品を鑑賞し、穴窯が望めるお座敷ではお茶とお菓子をご馳走になりながら、春爛漫の陶の里をのんびりと堪能することが出来ました。
 
 











 

  • 2011.01.10 Monday 19:06
  • ルーシー・リー展@大阪市立東洋陶磁美術館
  • by 関井徹
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ルーシー・リー展
 大阪市立東洋陶磁美術館

 20世紀を代表する陶芸家ルーシー・リーの展覧会を観に大阪中之島の大阪市立東洋陶磁美術館に十数年振りに訪れた。京都から京阪電車で乗り換え無しで行け、近くには洒落たカフェもあり、気分転換には最高の場所。
 ルーシー・リーは日本の陶芸家に大きな影響を与えているだけあり、多くの観客が訪れていました。ルーシー・リー作品のモダンさを巨匠・バーナード・リーチが実用的ではないと批判されたが、それでも作風を貫き通し、最後はリーチも認めることとなったというところに感銘を受けた。私個人としては、作品の不安定さやシャープさなど、リーチの指摘に大いに納得がいくが。
 大阪市立東洋陶磁美術館は美術館建築の代表作の一つといえる建物。久々に陰影のある空間に触れることが出来、建築を学び出した頃の初心に還ることができる建物でした(実は設計者は大学の大先輩)。偶然、近くの西天満で設計を行うことになり、初心に還り、取り組みたいと思う所存です。
 
 追伸:どうでもよいが大阪市立東洋陶磁美術館の館長は出川哲郎氏。
 

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 アサヒビール大山崎山荘美術館
 大山崎山荘美術館

アサヒビール大山崎山荘美術館
 最後の紅葉

バリー・フラガナン
 バリー・フラガナン「ボールをつかむ鉤爪の上の野兎」

 天王山の麓にあるアサヒビール大山崎山荘美術館に数年かぶりに訪れてみると、予期せず、今年締め括りの紅葉を楽しむことができました。考えてみると、記録的猛暑や見事な紅葉など、今年ほど季節を堪能できた年はこれまでなかったかもしれません。楽しみ過ぎて、すでに年が押し詰まってきています。来年の干支は。昭和38年生まれの私は4度目の年男。来年は季節を忘れるほど、仕事が忙しい年になることを切に願います。









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 六甲枝垂れ
自然体験展望台・六甲枝垂れ

神戸の夜景
神戸の1000万$の夜景

 この前の日曜日、嫁は神戸三田プレミアム・アウトレット、私は三田でラグビーの試合。その後合流し、30数年振りに六甲山山頂に行って見ました。自然体験展望台・六甲枝垂れという建物が設計コンペで選ばれた作品ということで、少し気になり見に行ってきました。ヒノキの木片をビスで留めた葉脈状のフレームを組み合わせたドームで、機能は展望台。樹氷や雫のカーテンが楽しめるとあるが、本当にうまくいくのか疑問。ヒノキが腐って、ぼろぼろにならなければよいが。六甲山上では六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」という現代アートの展示も行われており、景色以外でも楽しめます。

松柏美術館 松柏美術館の庭

 お茶の稽古仲間のソプラノ歌手・小西紀美子さんがオペラでカルメンを演じると聞き、奈良の学園前に行ってきました。ドイツ留学をされている小西さんの歌声は当然ながら素晴らしいかったですが、私が魅了されたのはカルメンの演技。ブラボーものでした。
 オペラ鑑賞で燃え上がった心を冷ましに、近くにある松柏美術館へ。この美術館は元近鉄社長宅に建てられており、設計は村野藤吾先生亡き後の村野・森建築事務所で、隣にある元近鉄社長邸の数奇屋建築は村野藤吾先生の設計。美術館は日本画家の上村松園・松篁・淳之三代の作品が展示・保存されており、展示室から展示室に移動する際に垣間見られる風景(日本庭園・池)がよかったです。作品を堪能したあと、美術館に隣接する松林で、ふと空を見上げると、まるで日本画のように、松の木に鳥がのどかにとまっていました。









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日本海
                      
 ついに庄内が世界中に知られる時が来ました!!
 
庄内の四季を背景にストーリーが進む映画『おくりびと』(滝田洋二郎監督、本木雅弘主演)が第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しました。5年前にノミネートされた「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督、藤沢周平原作)も庄内を舞台にしており、アカデミーが狙えるロケ地として庄内が一挙にクローズアップされることでしょう。しかしこれは偶然の出来事ではなく、町おこしとして地元企業を中心に平成18年に設立された庄内映画村株式会社の地道な努力の賜物であると私が知ったのは、正直、最近です。これまで庄内映画村が支援した映画は、「おくりびと」「ジャンゴ」「山桜」「ICHI」「山形スクリーム」。これらの作品もじっくり観てみようと思う。庄内出身の作家藤沢周平原作の映画化といった時代劇だけではなく、「おくりびと」始め、現代作品の舞台として庄内が使われていることが何より嬉しい。これらをきっかけに、庄内へのアクセスが改善されることを切に期待します。(特に先見性のないJR、頼みます。日本海の本数を減らした恨みたらたら)
(上の写真:日本海の向こうにうっすらと雪の鳥海山が見えます。)

膳所焼
 仕事で滋賀県大津市の膳所(ぜぜ)に行く機会があり、日頃から一度訪れてみたかった膳所焼の窯元に寄ってみました。遠州七窯のひとつで、限りなく黒に近い鉄釉が特長。茶道具として、関西よりも関東で人気があるとのこと。宇治にある遠州七窯の一つ朝日焼といい、京都近郊には、素晴らしい窯元が残っていますが、どうも関西ではあまり知られてない感じ。
 敷地内にある膳所焼美術館は昨年、建て替えられたとのこと。同じく敷地内にある膳所焼こもの処では、マグカップやぐいのみなど、比較的購入しやすい価格帯の品々が並んでいました。駐車場横には、壁面に鉄釉のタイルを散りばめた、オーナー邸らしきモダンな住宅がありました。

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