• 2013.07.08 Monday
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 最近はFaceBookにばかり投稿して、ブログの更新がおろそかになってしまい、申し訳ありません。久々に更新いたします。




半兵衛麩外観

 現在、仕事において京町家の復元プロジェクトが進行している関係で、最近は京町家の見学を頻繁に行っています。昨日は昼食を兼ねて、五条大橋のたもとにあります京麩のお店、半兵衛麩さんにお邪魔しました。建物内部は昔の名残を残しつつ、麩の販売コーナーの他、古いお弁当箱を展示した「辧當箱(べんとうばこ) 博物館」や様々な麩料理をコースで味わえる茶房が坪庭や中庭に面して配置されており、京町家独特の豊かな空間を満喫することができました。食事はたいへん美味かつボリューミー(何語?)でした。




食事



座敷




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豊郷小学校 外観
豊郷小学校 外観




豊郷小学校 階段
豊郷小学校 階段  



 先日、滋賀県豊郷町にある豊郷小学校に寄ってみました。昭和12年に完成したヴォーリズ設計の『白亜の教育殿堂』と云われた小学校で、数年前に解体工事に係りながらも保存が決まったことで、マスコミにもかなり採り上げられました。現在は紆余曲折の末、耐震補強および大規模改修工事を終え、町のシンボルとして光り輝いていました。アニメ『けいおん!』の舞台のモデルとなったことで、アニメによる町おこしが行われているのですが、オタクらしき人が写真を撮りまくっており、少し異様な感じを受けました。住民はどのように感じているのでしょうか。

土壁再生研究会



土壁再生研究会  



 台風17号の接近による大雨の中、西陣ヒコバエノ家にて、土壁再生公開研究会が行われ、私も参加させていただきました。1300年の歴史を持つ土壁が、耐震性が証明しづらいがために、姿を消しつつあります。実験では高い耐震性が確認されているのですが、耐力の高い土壁を施工管理するシステムが確立されていないというのが現実で、それを確立することにより、土壁の生き残りを図り、土壁文化を次世代に繋げていこうという研究会でした。耐震性と共に、リサイクルがきき、体にも優しい、エコな材料である土壁の魅力をユーザーに伝えて、使用していただく役目は、我々設計者が担わなければなりません。


 和室の壁で一般的なのが聚楽(じゅらく)壁ですが、聚楽というのは、豊臣秀吉が建てた聚楽第のことであり、聚楽第のあった京都西陣あたりで採れる土を聚楽土(じゅらくつち)と呼び、その土で塗った壁が本来の聚楽壁ですが、今や聚楽壁風の壁の一般名称として呼ばれています。現在、聚楽第のあった西陣辺りは建物が建てこんでおり、聚楽土の採取は難しいのですが、京都にその聚楽土を工事現場から採取されている建材屋さんが一軒あります。中内建材店という建材屋さんで、ここで作られた聚楽土はかなり上質であると、研究会に出席されていた有名左官屋さんが絶賛されていました。土もここまで行くとレアアースと云えます。

並河靖之七宝記念館 外観
並河靖之七宝記念館 外観





並河靖之七宝記念館 ハシリニワ
並河靖之七宝記念館 ハシリニワ  



 京町家見学の続編として、先日、京都市東山区三条通北裏白川筋にある並河靖之七宝記念館を訪れました。明治・大正の時代に活躍された七宝家・並河靖之氏の工房兼邸宅で、表屋造り御殿造りの主屋が続く、独特の形式となっています。庭は、七代目小川治兵衛の作庭であり、水は琵琶湖疏水から引いているらしい。現在は、七宝作品や下絵、制作用道具などが展示されており、七宝の手間のかかる制作過程を垣間見ることができます。建物の説明として、京都工芸繊維大学日本建築研究室が作成した建物の実測図面が掲示されています。

関西木造住文化研究所
関西木造住文化研究所・西陣ヒコバエノ家



瓦の塀
瓦の塀  



 先日、仕事の関係で、伝統木造住宅について研究活動をされている関西木造住文化研究所(KARTH)にお邪魔いたしました。一般的に伝統木造住宅の弱点と考えられている耐震性・防火性について、実例や実験等を通して、安全性を実証することにより、伝統木造住宅の普及を目指されています。活動拠点となっている京都西陣のヒコバエノ家では、研究会が提案する様々な耐震改修が実例として施されています。定期的に研究会や勉強会も行われており、ヒコバエノ家の見学もできます。  


 西陣の街並みは、デザインの宝庫。写真のような意匠がそこらに転がっています。

あべのハルカス
あべのハルカス


大阪北ヤード
グランフロント大阪  



 今、大阪のビッグプロジェクトといえば、ミナミのあべのハルカスとキタのグランフロント大阪。あべのハルカスは平成26年春完成予定で、横浜のランドマークタワーを抜き、日本一の高さとなり、グランフロント大阪は平成25年春完成予定で、大阪駅北側地区の再開発として、街並みが整備される。どちらも、大阪の景気とは裏腹な感じがして、本当にこんなものを建てて大丈夫なのだろうかと、つい余計な心配をしてしまう。東京スカイツリーのようなわくわく感をなぜか感じることができない。姿形ばかり派手で、中身があるのかどうか疑わしいところは、先週、大阪で立ち上がった「日本維新の会」とイメージがだぶる。直接の影響としては、この二つのプロジェクトのせいで、私が関わっている建物の建設現場に職人さんが集まらないことです。

杭の鉄筋
杭の鉄筋



場所内コンクリート杭
場所打ちコンクリート杭  


 祇園はまだまだ蒸し暑い日が続いています。  


 大阪市某所で13階建ての共同住宅の工事が行われており、先日、杭工事の立合い検査がありました。建物を支持できる地下43mの強固な地盤まで、写真にある鉄筋を芯にしたコンクリートの杭「場所打ちコンクリート杭」を建物の柱の本数分、施工します。直径1.5m、長さ40mの鉄筋コンクリートの円柱です。地震に耐えるために、ここまでしなければならないのです。コストがかかる訳ですね。

そろばんレール1そろばんレール1


そろばんレール2そろばんレール2  


 京町家見学でみつけた匠の知恵がそろばんレール。主に蔵の出入口のような重い引戸のレールとして使われていたものらしく、金属が貴重な時代ですから、車も木製。現在もそろばんレールという建築金物は存在しており、ステンレスなどの金属製です。試行錯誤を重ねて出来上がったこのような技術をしっかりと受け継いでいきたいものです。

島津製作所創業記念資料館 外観
島津製作所・創業記念資料館 外観


島津製作所創業記念資料館 展示室
島津製作所・創業記念資料館 展示室  


 京町家見学会第二弾の最後に、京都市中京区木屋町二条にある島津製作所・創業記念資料館へ行ってきました。京都には、京セラ、任天堂から王将、天下一品まで日本を代表する優良企業が存在していますが、島津製作所もその代表格。創業100年を記念して、明治初期に建てられた創業期の社屋を企業資料館としてリノベーションされました。

 建物は、京町家とは違い、寺院建築にみられる斗栱や垂木、洋館風の縦長窓、カーテンウォールっぽく柱から離れた外壁・連窓など、様々要素が盛り込まれた面白いデザインとなっています。内部は、住居部分の和室や小屋裏の木組みを見せた展示室があり、展示内容も興味深いものでした。

 見学して初めて知ったのですが、最近、電気自動車のバッテリーなどで注目されている京都の会社・蝪韮咼罐▲は島津製作所から分離された会社で、GSというのは島津製作所の創業者・島津源蔵のイニシャルからきているそうです。

温習会提灯
温習会提灯



京都生活工芸館・無名舎 外観
京都生活工芸館・無名舎 外観



京都生活工芸館・無名舎 外観
京都生活工芸館・無名舎 窓からの風景  


 祇園甲部の街並みは、季節の移ろいに敏感です。9月に入り、温習会の提灯が飾られています。  


 京町家見学会第二弾、2件目にお邪魔したのは、京都市中京区新町通六角上ルにあります京都生活工芸館・無名舎。形式は典型的な表屋造りですが、通りに面する2階部分が、通常では厨子(つし)と呼ばれる背の低い空間で、虫籠窓(むしこまど)が穿たれている場合が多いのですが、この建物の場合、前の通りを新町通といい、祇園祭の山鉾が巡行する通りであるため、それを観覧するために、取り外し可能な入り格子となっているのが特徴的です。内部には、絵やタペストリー、彫刻などが飾られています。

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