JUGEMテーマ:アート・デザイン
友人のH氏に誘われ、阪急西宮北口駅に直結している兵庫県立芸術文化センターに東京バレエ団《ベジャール・ガラ》を観に行ってきました。20世紀を代表するバレエの振付師モーリス・ベジャールを追悼する公演で、100年に一人のスーパーバレリーナと称されるシルヴィ・ギエムが2005年以来封印していた『ボレロ』を特別に演じるということで、2000人収容の大ホールも満員でした。ボレロのシンプルな旋律にあわせ、真っ赤な演台1つというシンプルな舞台構成の中、研ぎ澄まされた肉体が舞う、究極の美。素晴らしい。鳥肌が立ちました。鍛え上げられた肉体が表現する美の余韻に浸りながら、近くのアイリッシュバーで、ビールとフライドポテトにむさぼりつく醜い肉体の中年二人、でした。