豊郷小学校 外観
豊郷小学校 階段
先日、滋賀県豊郷町にある豊郷小学校に寄ってみました。昭和12年に完成したヴォーリズ設計の『白亜の教育殿堂』と云われた小学校で、数年前に解体工事に係りながらも保存が決まったことで、マスコミにもかなり採り上げられました。現在は紆余曲折の末、耐震補強および大規模改修工事を終え、町のシンボルとして光り輝いていました。アニメ『けいおん!』の舞台のモデルとなったことで、アニメによる町おこしが行われているのですが、オタクらしき人が写真を撮りまくっており、少し異様な感じを受けました。住民はどのように感じているのでしょうか。
黒米
曼珠沙華
通りすがりに日本の秋の色を見つけました。京都府亀岡市の西国二十一番札所・穴太寺(あなおじ)周辺に広がる風景です。亀岡では『夢コスモス園』で咲く800万本のコスモスがこれからピークを迎えます。秋の色を満喫しようと思います。
曼珠沙華
通りすがりに日本の秋の色を見つけました。京都府亀岡市の西国二十一番札所・穴太寺(あなおじ)周辺に広がる風景です。亀岡では『夢コスモス園』で咲く800万本のコスモスがこれからピークを迎えます。秋の色を満喫しようと思います。
台風17号の接近による大雨の中、西陣ヒコバエノ家にて、土壁再生公開研究会が行われ、私も参加させていただきました。1300年の歴史を持つ土壁が、耐震性が証明しづらいがために、姿を消しつつあります。実験では高い耐震性が確認されているのですが、耐力の高い土壁を施工管理するシステムが確立されていないというのが現実で、それを確立することにより、土壁の生き残りを図り、土壁文化を次世代に繋げていこうという研究会でした。耐震性と共に、リサイクルがきき、体にも優しい、エコな材料である土壁の魅力をユーザーに伝えて、使用していただく役目は、我々設計者が担わなければなりません。
和室の壁で一般的なのが聚楽(じゅらく)壁ですが、聚楽というのは、豊臣秀吉が建てた聚楽第のことであり、聚楽第のあった京都西陣あたりで採れる土を聚楽土(じゅらくつち)と呼び、その土で塗った壁が本来の聚楽壁ですが、今や聚楽壁風の壁の一般名称として呼ばれています。現在、聚楽第のあった西陣辺りは建物が建てこんでおり、聚楽土の採取は難しいのですが、京都にその聚楽土を工事現場から採取されている建材屋さんが一軒あります。中内建材店という建材屋さんで、ここで作られた聚楽土はかなり上質であると、研究会に出席されていた有名左官屋さんが絶賛されていました。土もここまで行くとレアアースと云えます。